2017年10月18日に、NTTドコモが「dポイントクラブ」を2018年5月からリニューアルすることを発表しました。
主に長期継続契約ユーザ向けの改善とされていますが、実際のところはどうでしょうか。
これまでの変化点と、お得に使う方法を見ていきましょう。
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NTTドコモの「dポイントクラブ」が2018年5月から改定
主な変更点は、4段階の会員ステージが1段階増えて5段階となり、長期利用をより上位のステージに優遇する条件とする内容です。
また従来の料金割引に加え、dポイントでの還元を選べるようになり、ポイント還元率は1.2倍となります。
現行(2018年4月まで)のdポイントクラブ
現行のdポイントクラブは4段階のステージがあり、継続利用期間とdポイント獲得数に加え、dカードの契約が1つの条件となっています。
ステージの更新時期は毎年1月・7月の2回のタイミングですが、dカードに関する条件は契約・解約時に即時反映されます。
主な特典として、各ステージ に応じて、パケットパックの料金が割引になります。
レギュラーステージ | ブロンズステージ | シルバーステージ | ゴールドステージ | |
---|---|---|---|---|
ドコモ回線継続利用期間 | - | 10年以上 | 15年以上 | - |
dポイント獲得数(6か月) | 600pt未満 | 600pt以上 | 3,000pt以上 | 10,000pt以上 |
カード保有状況 | - | dカード契約 | - | dカード GOLD契約 |
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dカードはdポイントがどんどん貯まるクレジットカード、ポイントサイト経由の発行で更にポイントが貰える
dカードはドコモが発行するクレジットカードで、Visa/Mastercardのいずれかのブランドが選べます。 ドコモユーザーでなくても、ローソンが最大5%お得になる他、dポイントがどんどん貯まる脅威の ...
2018年5月からの改定内容
2018年5月からのdポイントクラブは、ステージが5段階となり、dカードが条件から外れています。
また、ステージ判定が毎月となり、反映タイミングが早くなりました。
従来通り、ステージ に応じてパケットパックの料金が割引になる他、料金の割引ではなくdポイントの還元を選ぶことができるようになり、dポイントの場合は1.2倍の還元率となります。
1stステージ | 2ndステージ | 3rdステージ | 4thステージ | プラチナステージ | |
---|---|---|---|---|---|
ドコモ回線継続利用期間 | 4年未満 | 4年以上 | 8年以上 | 10年以上 | 15年以上 |
dポイント獲得数(6か月) | 600pt未満 | 600pt以上 | 1,800pt以上 | 3,000pt以上 | 10,000pt以上 |
※ドコモ回線継続利用期間およびdポイント獲得数の両方のステージ判定基準を満たした場合、どちらか上位のステージが適用されます。
主な変更点
15年以上の継続利用がある場合は、「プラチナステージ」として最上位の優遇が受けられます。
以前はdカードGOLDの保持が条件となっていましたが廃止され、長期継続利用のみが最上位優遇の条件となります。
またステージに応じて料金の割引が受けられたところ、「ずっとドコモ割プラス」として1.2倍のdポイントでの還元も選べるようなります。
対象者が多いと思われる2ndステージ(利用期間4年〜8年)でも、月額120ポイント以上が還元されます。
なお還元されるdポイントは利用期間2年間のdポイント(期間・用途限定)となります。
dポイントをお得に使う方法はこちらにまとめてあります。
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dポイントをドコモユーザー以外もお得に使う方法まとめ
ドコモが展開に力を入れているdポイントは、ドコモの回線契約者以外でもお得に使える便利なポイントプログラムです。 日常生活の中でポイントを活用する方法を見ていきましょう。
なお、dカード GOLDを持っている場合は、「利用料金1,000円につき100ポイント進呈」も引き続き提供されます。
まとめ:長期継続ユーザの優遇が明確に、dポイント還元も使いこなせば便利
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それに対応してか、ドコモも長期継続ユーザ向けのプログラムを改定してきた形です。
ソフトバンク側は、元の優遇が良すぎた(一律Tポイント500ポイント)ため改悪という形にはなりますが、今回のドコモの改定を踏まえれば、auも含めてほぼ同じ形に落ち着いたともいえます。
携帯各社は、品質やサービスの観点で、MVNOへの乗り換えをしない、キャリアの乗り換えもせず長期継続をしたい、という一定のプレミアムユーザとどう向き合っていくのでしょうか。
もともと、総務省タスクフォースでの議論を受けての各社の対応で、いわゆる「実質0円」での新規ユーザ取り込みで長期利用者が割りを食ってしまう構造への対策として始まったもの。
「長期」の言葉の定義にもよりますが、10年を超えて利用するユーザは稀で、やはりユーザの関心は2年縛りルールにどう対処してお得に乗り切るか、が主題になってしまっています。
先日のiPhone8発表以降、機種変更を前提とした料金体系なども現れてきており、今後の動向にも注目です。
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