iPhone8に続いて2017年9月に発表されたiOS11の内容には、Apple Payの嬉しい強化が含まれていました。
これまで国内ではiD、QUICPay、モバイルSuicaのサービスに対応していましたが、Type A/B決済にも対応。
iOS11でのApple Payのポイントを見ていきましょう。
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Contents
iOS11でApple Payが進化
iPhone 8、iPhone 8PlusおよびiPhone Xの発表に併せてiOS11が発表されました。
ARへの対応などが目につく大型アップデートと言われていますが、その影でApple Payに地味ながら大きな進化が発表されています。
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Apple Pay Cash
今回のアップデートではApple Pay Cashの対応が以前から予告されています。
Apple Pay Cashは、友達間の支払い(P2Pでの個人間送金)などに対応する仕組みで、LINE Pay等と同様のサービスです。
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Walletに登録してあるクレジットカードやデビットカードを使って、メッセージで送金することができます。Siriでのに送金も可能なようです。
受け取った金額はApple Pay Cashアカウントに入金され、店舗やアプリケーション内でApple Payを使って買い物をしたり、銀行口座に振り替えることができます。
日本でのiPhoneのシェアを考えれば、導入されれば便利そうですが、当面は日本での導入は未定のようです。
参考:Apple iPhoneとiPadにパワフルな新機能を追加したiOS 11がこの秋、登場
FeliCaおよびType A/B非接触決済方式が国内・海外モデル問わず利用可能に
また、同じタイミングでiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone XおよびApple Watch Series 3以降のデバイスにおいて、国内外の販売を問わずFeliCa系サービス(iD、QUICPay、Suica)が利用可能となりました。
これにより、海外で買ったモデルを利用する日本人や、また海外から旅行で日本を訪れる観光客も、日本でApple Payを利用できる環境が整うことになります。
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また同様に、日本国内発行のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードをApple Payに登録し、NFC Type-A/Bの非接触決済サービスが利用可能となります。
具体的には、MasterCardのMasterCardコンタクトレス、JCBブランドのJ/Speedyに対応となります。
Apple Payへの参加時期が定まっていないVisaのVisa payWaveはまだ対応していません。
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クレジットカード各社の対応状況
現状、トヨタファイナンスがいち早くMasterCardコンタクトレスおよびJ/Speedyへの正式な対応をアナウンスしています。
iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 plus、Apple Watch Series 3だけでなく、日本国内で販売されたiPhone 7、iPhone 7 plus、Apple Watch Series 2も対応機種としてあげられています。
参考:TS3 Card Apple PayでJ/Speedy、およびMastercardコンタクトレスを提供開始
au WALLETクレジットカード・プリペイドカードも対応を謳っています。auでのiPhoneユーザーには嬉しいニュースです。
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ドコモのdカードは現状ではApple Payへの対応について正式なアナウンスはありません。
もともとおサイフケータイでiD/NFCとしてMasterCardコンタクトレスに対応するなど先進的な取り組みを見せていましたので、対応に期待したいところ。
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これまでMasterCardコンタクトレスやVisa payWaveなど、非接触決済方式に積極的なオリコカードの対応も待たれます。
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まとめ:国内ユーザの海外利用に大きなメリット、オリンピックでのインバウンド需要も
カード会社各社の対応はまだ足並みが揃っていませんが、Apple Payの規格としてはこれまでの複雑な制限がほぼなくなり決済インフラとしての利用価値が高まりました。
国内では圧倒的なシェアを誇るiPhoneが海外での決済に利用できるとあって、海外旅行や出張で大きなメリットが享受できます。
また海外のクレジットカード・デビットカードが日本でもそのままモバイルSuicaや各種支払いに利用できるとあって、英語等観光客への対応が急がれます。
現状、Apple Payへの対応を見合わせているVisaもオリンピックに向けては前向きなコメントを出しており、今後のさらなる普及に弾みがついたと考えて良いでしょう。