「Pricelss」でお馴染みのMasterCardは世界シェアNo.2の国際クレジットカードブランド。
Visaに並ぶ有名ブランドとして、世界中での普及度がその魅力です。
MasterCardブランドの基礎知識を見ていきましょう。
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Contents
MasterCardはシェア3割近いVisaに次ぐ有名ブランド
MasterCardはVisaに次ぐ世界シェアNo.2の国際クレジットカードブランド。
NILSON REPORT 2015によると、全世界のブランドごとの決裁金額(デビットカードを含む)で3割に近く、3位以下に大きく水を開けています。
利用シーンの広さから、クレジットカードを作る時に時ブランドに悩む場合は、MasterCardにしておけばまず間違いありません。
なお、ロゴマークは小文字表記の「mastercard」となっていますが、社名やブランドは引き続きMasterCardと表記されるようです。
MasterCardの運営会社自体はカード(いわゆるプロパーカード)を発行しないため、各提携カード会社がMasterCardブランドの基本機能に独自のサービスを付加してカードを発行する型式となります。
参考:Master Card
カードの種類
Visaでは、クレジットカードに加えプリペイドカードも取り扱っています。
2016年9月現在、日本国内ではまだデビットカードの取扱はありません。
Mastercard クレジットカード
Mastercardのクレジットカードには下記の種類があります。
- Standard MasterCard
- Gold MasterCard
- Titanium MasterCard
- Platinum MasterCard
- World MasterCard
- World ELITE MasterCard
対応する提携カード会社は無数にあります、国内ブランドもほとんどがMasterCardブランドに対応しています。
MasterCardとしての基本機能は変わりませんので、各カード会社が提供するサービスや、ポイント還元等を考慮してどのカードかを選ぶ形になります。
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サラリーマンにおすすめのクレジットカードとその選び方
世の中に星の数ほどあるクレジットカード、自分にあったカードはどのように選べば良いのでしょうか。 サラリーマンの家計を楽にする、おすすめのクレジットカードと選び方のポイントをまとめました。
Mastercard プリペイドカード
プリペイドカードとしては以下のものが発行されています。
クレジットカードと異なり審査が不要なことから、特に学生等の海外旅行や留学などで威力を発揮し、現地で現金やトラベラーズチェック代わりに使うことができます。
- マスターカードプリペイドマネージメントサービシーズジャパン(株) Mastercardマルチカレンシーキャッシュパスポート
- 株式会社マネーパートナーズ マネパカード
- 株式会社ウェブマネー WebMoney Card / WebMoney Card Lite
- KDDI株式会社 au WALLETカード
また、利用によってポイント還元が受けられるカードもあり、国内でも現金代わりに使うことでメリットが生まれます。
マネパカードは世界中のMasterCard対応店舗で利用できるほか、国内なら利用額の1.5%~最大100%が還元されます。
WebMoney Cardも基本の還元率が1%、入会後3ヶ月は特典として1.0%還元が付きます。
au WALLETプリペイドカードは、対応するクレジットカードでのチャージで1.0%のポイント還元が受けられます。
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au WALLETクレジットカードはプリペイドカードと組み合わせて高還元率に
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MasterCardコンタクトレス
MasterCardコンタクトレスは、文字通りの非接触型の決済サービスで、カードや対応デバイスを読み取り端末にタップするだけで決裁が完了します。
(コンタクトレスと言いながらタップという表現も妙ですが…)
日本国内のiDやQUICPay、またVisa payWaveと同様のサービスと言えます。
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おサイフケータイ、Apple Pay、Android Payの違いとお得な活用方法
iPhone7の登場とともに、iPhoneユーザー待望のApple Payが利用可能になりました。 従来のおサイフケータイに加えAndroid payも登場し、ユーザの選択肢が増えるとともに利用が複雑 ...
株式会社NTTドコモのdカード、およびおサイフケータイでの「iD/NFC」にて利用可能です。
- dカード / dカード GOLD
- おサイフケータイ「iD / NFC」
特に後者の「iD」規格が海外の「Mastercardコンタクトレス」加盟店での決済機能に対応しています。
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dカードはdポイントがどんどん貯まるクレジットカード、ポイントサイト経由の発行で更にポイントが貰える
dカードはドコモが発行するクレジットカードで、Visa/Mastercardのいずれかのブランドが選べます。 ドコモユーザーでなくても、ローソンが最大5%お得になる他、dポイントがどんどん貯まる脅威の ...
(dカードも含め、iD/NFC対応店舗は「海外の」と記載があり、国内でのMasterCardコンタクトレス対応店舗で利用可能かは不明)
おサイフケータイ対応機種「NFC(FeliCa搭載)」で、最新版アプリを設定すれば世界のMasterCardコンタクトレス対応店舗での決裁が可能になります。
(以前は「iD/PayPass」と呼ばれていましたが、2015年10月より「iD/NFC」に名称変更)
対象端末はドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)対応のおサイフケータイのみで、iPhone等のApple Payは対応していません。
2017/9/22追記 iOS11でのアップデートで、Apple PayでMasterCardコンタクトレスが利用可能となりました。
ただしカードごとの対応状況はまちまちで、au WALLETはプリペイド・クレジット両方対応、オリコカード系も対応、dカードは検証中の模様。
またTypeA/Bの決済に対応したドコモUIMカード(ピンク色)を利用しており、iD/NFC対応のクレジットカードを持っていることが条件です。
(ほか、NFC R/W P2P設定をオフにする。「設定」→「NFC/おサイフケータイ設定」→「NFC R/W P2P」→OFF)
株式会社KDDIのau WALLETクレジットカード、プリペイドカードも対応しています。
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au WALLETクレジットカードはプリペイドカードと組み合わせて高還元率に
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au WALLETプリペイドカードはau契約者向けのお得なカード
KDDIグループが発行するau WALLETプリペイドカードは、au WALLETポイントが貯まる便利なプリペイドカードです。 利用シーンによっては、クレジットカードや電子マネーを凌ぐ還元率となります ...
株式会社オリエントコーポレーションの各クレジットカードのがiD/NFCに対応しています。
既に発行を停止したものも含めれば、この他にも多数あるようです。
- オリコ Mastercard PayPassカード
- OricoCard Paypass
- Skywalker Card
- Colette Mareオリコ
- IKSPIARI オリコ
株式会社ジャックス / JACCS CO., LTD.
- ジャックスカードMastercard PayPass
- JACCSモバイル決済サービス
JACCSモバイル決済サービスは、おサイフケータイ対応機種にて同社の発行するクレジットカードをMasterCardコンタクトレスで利用可能にするサービスおよびアプリで、Visaブランドの同社カードであればVisa payWaveにも対応します。
海外、特にアメリカではガソリンスタンドを始め普及が進んでおり実用レベルですが、日本国内ではまだ実験的な位置づけにとどまります。
MasteraCardコンタクトレスは、海外では300万ヶ所以上の店舗で導入されており、スーパー、コンビニエンスストア、ファーストフード、ドラッグストア、タクシーなどのお取り扱い店にてご利用いただけます。利用可能な国の数は68カ国にものぼり、海外でも安心でスピーディーにお使いいただけます。
- コンビニ 7-Eleven
- ファーストフード McDonald's, SUBWAY, TULLY'S, BURGER KING, Haagen-Dazs, Arby's, Dairy Queen, Jack In The Box
- 映画館 AMC Theatre, United Artists Theatre, Regal Cinemas
- ドラッグストア CVS, duane reade, Rite Aid
- スタジアム Yankee Stadium, Giants Stadium, Citizens Bank Park
- 駐車場 Central parking
- タクシー Yellow Cab
- オフィス用品 Office Depot
- ガソリンスタンド BP, Exxon Mobil
- エレクトロニクス Best Buy
国内では、首都圏など一部の店舗が対応しています。
- コレットマーレ (神奈川県横浜市みなとみらい)
- イクスピアリ (千葉県浦安市)
いずれにしても、国内であればiDやQUICPayが利用可能で、特にキャンペーン等も無いため、無理にMasterCardコンタクトレスを利用する必要は無さそうです。
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iDとQUICPayの違いは何?
おサイフケータイやApple Payで使える電子マネー、iDとQUICPay。 両者の違いは何で、どちらを選べばよいのか比較してみました。 iDとQUICPayの違いをいくつかのポイントから見ていきま ...
MasterCard SecureCode
ネットでのMasterCardによる決裁では、ネットショッピングの決済時にコード(パスワード)による認証が追加されるMasterCard SecureCodeという仕組みが利用可能です。
オンラインショッピングのサイトではクレジットカード番号と氏名、有効期限等を入力しますが、セキュリティコードも含め、すべてカード券面に印字されている情報のため、本人以外がカードまたはカード情報を持っていれば、決裁に利用できてしまう危険性があります。
いわゆる「3D(スリーディー)セキュア」の一種で、クレジットカードによるネットショッピングの決済時に、パスワードによる認証を追加することで本人認証を行って安全性を高めるサービスです。
ちなみに、3Dとは「3 domains」のことで、3次元の意味ではなく、イシュアがカード会社を、アクワイアラが加盟店を認証し、相互運用ドメインが取り引きを仲介することを表しています。
決裁時にパスワードが正しく入力されない限り決済自体が行われないため、加盟店やクレジットカード会社・カード所有者本人は、カード番号などの盗用による不正使用被害から守られます。
まとめ:万人におすすめできるブランド
MasterCardはそのシェアの圧倒的な高さやを背景に、はじめてクレジットカードを持つ人はもちろん、2枚目・3枚目としても有用なカードです。
特に海外での利用機会がある場合は、1枚は持っておいて損はありません。
決裁だけでなくキャッシング等、MasterCardでできることを理解して上手に活用しましょう。