各銀行が普及に力を入れているデビットカード。VisaやJCBなどクレジットカードブランドとの提携でぐっと身近なものになりました。
Jデビットとの違いや、各社のサービスの違いを理解して、デビットカードをお得に使う方法を見ていきましょう。
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Contents
デビットカードとは
デビットカードは各銀行が発行している現金代わりの決済に使えるカードで、下記のような特徴があります。
- 使ったその場で銀行の口座から引落しが完了し、現金感覚で使える。
- カードが提携しているブランド(JCBやVisa)の加盟店にてクレジットカードと同様に使うことができる。
- クレジットカードとは異なり申込みに審査が不要。
- 不正利用補償やショッピング保険などの機能が付帯する。
- キャッシュバックやポイント・マイルの還元なども受けられる。
- 残高や利用履歴は、スマホのアプリや各銀行が提供する会員Webサイトで即時に確認することができる。
あくまで預金からの支払いのため使いすぎの心配がないこと、また審査がないことで学生や専業主婦等でも利用しやすいことが特徴です。
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Jデビットとの違い
VisaやJCBと提携したデビットカードが近年急速に普及していますが、もともと日本ではJデビットという決済の仕組みがありました。
Jデビットは、銀行等の金融期間が発行したキャッシュカードそのものを使って、買い物等の支払いを可能とする決済の仕組みですが、対応店舗が大手の量販店やデパート等に限られ、残念ながらあまり利用者が増えませんでした。
利用可能な店舗はJデビットの加盟店のみで、しかも名前の通り日本独自の仕組みであるため、対応店舗はかなり限られる上、基本的にインターネットでの支払いには利用できません。
VisaやJCBデビットカードの場合、カードの券面に必ずカードブランドのロゴが記載され、クレジットカードと同様に16桁のカード番号やカードの有効期限が記載ます。
券面の表記以外にも、クレジットカードの仕様に従った磁気ストライプやICチップ等が搭載され、仕組みとしては通常のクレジットカードと同じ決済インフラを利用します。
このため、クレジットカードに対応しているお店であれば、Jデビットのように店舗側が新たに決済の仕組みを導入する必要がなく、VisaやJCB加盟店すべてが対応店舗となり、海外やインターネットでも利用が可能です。
ただし、店舗側から見れば決済の手数料に差があるため、たとえばヨドバシカメラでは、Jデビットカードであれば現金と同じ10%のポイントが貯まりますが、VisaやJCBはクレジットカードと同じ扱いで8%となるなどの違いが有ります。
また、キャッシュバックやカードに付帯するショッピング保険などもJデビットには基本的にありません、違いを理解して上手に使い分けることでよりお得に使うことができます。
ちなみにネット銀行系はほとんどJデビット非対応のため、都市銀行の一つのメリットとも言えます。
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都銀デビットカード一覧
4大都市銀行のデビットカードは下記の通りで、機能やキャッシュバックなどで各社違いを出しています。
銀行名 | 年会費 | キャッシュバック |
みずほ銀行デビットカードJCB | 1,080円(税込) 年1回以上利用で無料 |
0.2% |
三菱UFJ銀行デビットカードVisa | 1,080円(税込) 初年度年無料、前年10万円以上利用で翌年無料 23歳以下無料 |
0.2%~0.6% |
三井住友銀行 SMBCデビットカードVisa | 無料 | 0.25% |
りそな銀行 Visaデビットカード<オリジナル>・<JMB> | りそなVisaデビットカード<オリジナル> 500円+消費税 <JMB> 1,000円+消費税 いずれも初年度無料、年1回以上のショッピング利用で 500ポイントまたはマイル。25歳以下は無料 |
0.5% (ポイントまたはマイル) |
率直なところ、年会費がかかるものが多く、キャッシュバック率も特段高いわけではありません。
一般的なサラリーマンであればクレジットカードが申し込みできますので、まずはクレジットカードの利用を検討しましょう。
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それでもデビットカードを申し込みたい場合、ネット銀行系のデビットカードともよく比較することをお勧めします。
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みずほ銀行 みずほJCBデビット
「みずほJCBデビット」は、国内・海外のJCB加盟店で利用できるデビットカードです。
世界190の国と地域でJCBマークがある加盟店で利用できます。
年会費は1,080円(税込)、ただし「みずほJCBデビット」を年1回以上利用すれば無料。
利用金額の0.2%がキャッシュバックされるほか、「みずほJCBデビット」の利用でみずほマイレージクラブの特典(ATM時間外手数料が無料など)も付いてきます。
また、海外で「みずほJCBデビット」で購入された品物の破損や盗難などについて、購入日から90日間、年間最高100万円までの補償が受けられます。(カード利用額を限度とし、1事故につき免責として自己負担額1万円)
三菱東京UFJ銀行 VISAデビット
三菱東京UFJ銀行 VISAデビットカードは、コンビニやスーパー、ネットショップなど、世界中のVisa加盟店で買い物ができます。
期間限定キャンペーンとして、入会翌月末までにWebから参加登録をした上で下記の条件を満たすと、新規入会特典として現金が貰えます。
- 入会後1ヵ月間の利用が3回以上で、500円プレゼント。
- さらに、1の利用金額が合計1万円(税込)以上で、1,000円プレゼント。
現在は終了していますが、一時期はポイントサイト経由でデビットカードを申し込むことで、2,000~4,000ポイントが貯まるキャンペーンを行っていましたので、申込時はポイントサイトをチェックすると良いでしょう。
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通常年会費は1,080円(税込)、初年度および23歳以下は年会費が無料となり また前年10万円以上の利用があれば翌年の年会費も無料となります。。
キャッシュバックは基本の0.2%に加え、条件によって下記のキャッシュバック率が加算され、最大で0.6%となかなかの還元率です。
- 入会後3ヵ月 +0.20%
- 誕生月 +0.10%
- 前年1年間の利用20万円以上 +0.05%
- 前年1年間の利用30万円以上 で+0.10%
ショッピング保険として、購入した品物の破損・盗難などの損害について、年間100万円を限度に購入日より60日間補償。(自己負担額 5,000円/1事故あたり)。
不正利用補償として、偽造・盗難カード等が第三者によって不正利用された場合、連絡日から60日前まで遡り、その日以降に発生した損害について年間100万円を限度に補償が受けられます。
ポイントサイト経由で申し込めばポイントが貯まる
三菱東京UFJ銀行のデビットカードは、カードの申込みが下記のようなポイントサイト経由で申し込めばポイントが貯まる場合があります。
当サイトが紹介しているおすすめポイントサイトから、会員登録+案件利用で最も多くのポイントが貰える*上位サイト一覧を比較します。
* 初回の会員登録で貰えるポイントと、10,000円利用時のポイントの合計、もしくはポイントが一定額貰える場合はその額との合計。
既に会員登録が済んでいる場合やリピーターの方はこちらから、還元率・還元額や最低交換額でポイントサイトを選ぶと良いでしょう。
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三井住友銀行 SMBCデビットカード
SMBCデビットカードは、世界中のVisa加盟店で利用できます。
SMBCデビット入会日から、入会翌月末までに下記の条件を満たすと入会特典が貰えます。
- 入会月の翌月末までに3回以上買い物に利用すると、500円プレゼント。
- 入会月の翌月末までに5回以上、かつ合計5,000円以上の買い物に利用すると、抽選で50人に1人、入会月の翌月末までの利用金額の50%プレゼント。(端数切り上げ、上限10万円)
年会費は完全無料で、前月(1日~末日)までの利用金額の0.25%が、支払口座に自動でキャッシュバックされます。
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行のデビットカードは0.2%のキャッシュバックで年会費もかかるため、年会費無料で0.25%のSMBCデビットカードは優秀です。
また、2017年7月10日(月)より、タッチ機能(非接触IC決済機能)を搭載したSMBCデビットカードの取扱が開始し、タッチだけで支払ができる「iD」および「Visa payWave」と一体になった新カードが利用可能になります。
iDに対応したデビットカードは現在のところSMBCデビットカードのみで、三井住友銀行がデビットカードの普及に力を入れているのがわかります。
ショッピング保険として、SMBCデビットを海外で利用し購入し商品の破損・盗難などによる損害を、購入日および購入日の翌日から90日補償します。(自己負担額3,000円/1事故あたり)。
また不正利用補償として、偽造・盗難カードなどが第三者によって不正利用された場合、弊社が連絡を受けた日から60日前まで遡り、その日以降に発生した損害について、年間100万円を限度に補償が受けられます。
りそな銀行 Visaデビットカード
りそな銀行のりそなVisaデビットカードは、世界中のVisa加盟店で利用が可能です。
年会費はカードで異なり、りそなVisaデビットカード<オリジナル>は500円+消費税、りそなVisaデビットカード<JMB>は1,000円+消費税。
いずれも初年度は年会費無料で、年1回以上のショッピング利用で500ポイントまたはマイルが還元されます。
ショッピングの利用金額に応じて、200円ごとにJALのマイル1マイル、または1,000円ごとにりそなクラブポイント5ポイントが加算されます。
他の銀行のデビットカードでは0.2%程度のキャッシュバックが一般的で、ポイントまたはマイルの形ですが0.5%の高還元率となっています。
また、VisaデビットでJALグループ便航空券ご購入の場合、マイルが2倍になるなど、JALのマイルを貯めている方には相性の良いカードです。
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フライト以外でもJALマイルをどんどん貯める方法
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ショッピング保険として、購入した品物の破損・盗難などが対象で、年間最高50万円を限度に、購入日より90日間補償。(自己負担額5,000円/1事故あたり)
不正利用補償として、盗難・偽造カード等が第三者によって不正に利用された場合、発生した損害について、年間150万円を限度に補償されます。
ポイントサイト経由で申し込めばポイントが貯まるデビットカードも
デビットカードによっては、ポイントサイトを経由して申し込むとポイントが二重に貯まる場合があります。
都銀・地銀系は対象が限られていますが、ネット銀行系は口座開設やデビットカード申込みでポイントが貯まるケースが多く見られます。
対象サイト | ポイント還元率/額 (2020年11月28日時点) | おすすめポイントサイト |
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三菱東京UFJ銀行JCBデビットカード 詳しくはこちら | 三菱UFJ-VISAデビット - フルーツメール 5,400pt (540円相当) 会員登録済みの方はこちら | フルーツメール![]() ここから無料会員登録で500pt |
楽天銀行Visaデビットカード 詳しくはこちら | 楽天銀行「Visaデビットカード」 - フルーツメール 3,750pt (375円相当) 会員登録済みの方はこちら | フルーツメール![]() ここから無料会員登録で500pt |
楽天銀行JCBデビットカード 詳しくはこちら | 楽天銀行「JCBデビットカード」 口座開設後、初回ログイン - えんためねっと 343円 (343円相当) 会員登録済みの方はこちら | えんためねっと![]() ここから無料会員登録 |
HISワールドキャビットVisaカード(スルガ銀行) 詳しくはこちら | スルガ銀行 【HISワールドキャビット VISAデビッドカード】 - Pointier 250P (250円相当) 会員登録済みの方はこちら | Pointier![]() ここから無料会員登録 |
ポイントサイトについてはこちらにまとめてあります。
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【2020年版】最も稼げるポイントサイトは?50サイト超レビュー、目的別利用ガイド
50以上存在するポイントサイトを徹底比較、おすすめのポイントサイトを紹介します。 インターネットには多数のポイントサイトが存在し、2020年現在で50を超えるポイントサイトやポイントモールがあります。 ...
まとめ:使いすぎの心配がないカードとしての活用を
デビットカードは、クレジットカードと比べると還元率や付帯昨日の点でやや物足りなさが残ります。
一般的なサラリーマンであればクレジットカードを既に持っており、追加で年会費のかかるカードを申し込む利点はあまりありません。
ただし、口座の残高以上の使いすぎの心配がないこと、申込みに審査が不要で16歳ぐらいから利用が可能であることから、家族向けにサブカード的に用意して、キャッシュバックやポイント・マイルを貯める用途に適しています。
メリット・デメリットを上手く理解し、クレジットカードと組み合わせて賢く利用しましょう。
ポイントサイトは、ネットで使える共通ポイントカードのようなお得で便利な仕組みです。
リアル店舗の買物でのTポイントやdポイントのように、ネットのECサイトでもポイントサイトを経由すればポイントが貯まります。
各ECサイト独自のポイントとは別に、ポイントサイトでのポイントが二重に貯まり、更にクレジットカードのポイントと合わせれば三重取りが可能になります。
ポイントサイトやポイントモールといった同種のサービスはインターネット上に多数存在しますが、当サイトならポイントサイトの比較が簡単にできます。
- 利用したいECサイトに対応しているポイントサイトを一覧比較し、最もお得なポイントサイトを見つける。
- 還元率だけでなく、安心・安全なポイントサイトを調べる。
- 貯めたいポイントや使い方に合わせて、自分に合ったポイントサイトを見つける。
ポイントサイトは、ショッピングやクレジットカード発行、ゲーム・アンケートなどの案件を掲載し、利用したユーザにスポンサー企業からの広告収入の一部をポイントとして還元する仕組み。
獲得したポイントは、現金や楽天Edy等の電子マネー、Tポイント・楽天ポイントなど主要な各種共通ポイント等に交換できます。
ポイントサイトでは、ショッピングやサービスの利用後、ポイントが付与されるまでに一定の期間(長ければ30日~90日程度)かかるため、すぐにポイントが使えるわけではありません。
また、ポイントサイトでの会員登録や経由の手順を正しく行わないとポイントが付与されない場合がありますので、注意しましょう。
当サイトではポイントサイト毎の還元率/還元額は毎日チェックし更新していますが、当サイトの情報の正確性、および当サイトを利用する事によって生じた不利益または損害に対しての責任は負いかねます。ポイント付与の条件等は、ポイントサイトのリンク先の説明をご確認ください。