Visa(ビザ)はシェアおよび加盟店舗数No1のクレジットカードブランドです。
クレジットカードを持つ時、ブランドに悩む場合はVisaにしておけば間違いありません。
Visaブランドの基礎知識を見ていきましょう。
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Visaはシェア半分を超える超有名ブランド
Visa(ビザ)はシェアおよび加盟店舗数No1のクレジットカードブランドです。
NILSON REPORT 2015によると、全世界のブランドごとの決裁金額(デビットカードを含む)でシェア55%を超えており、2位のMasterCardの3割程度にも大きく差をつけています。
利用シーンの広さから、クレジットカードを作る時に時ブランドに悩む場合は、Visaにしておけばまず間違いありません。
なお、ロゴマークは大文字表記の「VISA」となっていますが、社名やブランドはVisaと表記されるのが普通なようです。
Visaの運営会社である Visa Inc.自体はカード(いわゆるプロパーカード)を発行しないため、各提携カード会社がVisaブランドの基本機能に独自のサービスを付加してカードを発行する型式となります。
参考:VISA
カードの種類
Visaでは、クレジットカードに加え、デビットカードやプリペイドカードも取り扱っています。
クレジットカード
クレジットカードには下記のラインナップがあり、各提携会社がこれに準じてカードを発行しています。
- Visaクラシックカード
- Visaゴールドカード
- Visaプラチナカード
- Visa Infiniteカード
対応する提携カード会社は無数にあります、国内ブランドもほとんどがVisaブランドに対応しています。
Visaカードとしての基本機能は変わりませんので、各カード会社が提供するサービスや、ポイント還元等を考慮してどのカード化を選ぶ形になります。
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デビットカード
デビットカードは、各銀行が「Visaデビットカード」機能を持ったキャッシュカードを発行しています。
- スルガ銀行 SURUGA VISAデビットカード
- 楽天銀行 楽天銀行 VISAデビットカード
- ジャパンネット銀行 JNB-Visaデビット
- ソニー銀行 Sony Bank WALLET
- りそな銀行 りそなVisaデビットカード〈JMB〉
こちらも、基本的なVisaブランドの決済手段としてはいずれも同じ機能を備えています。
クレジットカード同様、サービスやポイント還元など提携会社が付加する独自のプログラムで選ぶ形になります。
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プリペイドカード
プリペイドカードも種類が増えてきています。Visaネットプリカの一部ではカード番号のみが発行され、即ネット決裁に利用できます。
- 株式会社カンム・株式会社オリエントコーポレーション バンドルカード
- 株式会社アプラス 海外プリペイドカード GAICA
- 株式会社オリエントコーポレーション Orico Prepaid Card
ギフトやプレゼントを目的としたチャージ不可のタイプもあります。
- 三井住友カード株式会社 Visaギフトカード チャージ不可
- インコム・ジャパン株式会社 バニラVisaギフトカード
特定企業と提携した、ポイントやマイル還元の機能を持ったプリペイドカードも。
- 株式会社ココカラファイン・株式会社クレディセゾン ココカラクラブカード
- 全日本空輸株式会社・三井住友カード株式会社 ANA VISAプリペイドカード
- ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社 ソフトバンクカード
- アルピコホールディングス株式会社・株式会社クレディセゾン ポイント&プリペイド・ピコカ
(長野県を中心とするピコカ加盟店、スーパー「デリシア、アップルランド、マツヤ、ユーパレット」等でピコカポイントが貯まる) - 株式会社パルコ・株式会社クレディセゾン パルコプリカ
- 株式会社ゆうちょ銀行 mijica
(仙台市、熊本市の西友、ファミリーマートなど優遇店で通常の2倍以上のポイントが貯まる)
ポイントサイトと提携したプリペイドカードも登場しており、特にPolletはハピタスとの組み合わせで威力を発揮します。
- 株式会社オズビジョン・株式会社セディナ Pollet Visa Prepaid
(チャージ金額の0.5%分を増額チャージ、ポイントサイト「ハピタス」からのチャージが可能) - 株式会社セレス・株式会社セディナ POINT WALLET VISA PREPAID
(ポイントサイト「モッピー」「モバトク」「お財布.com」のポイント(コイン)が利用金額に応じて0.5%貯まる)
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海外ATMでのキャッシング
Visaが国際ブランドとして最も威力を発揮するのは、やはり海外での利用です。
特に、クレジットカードとしての利用に加えて、海外ATM世界260万台(2016年6月末現在)で、現地通貨をキャッシングできるのは非常に便利。
VISAが加盟している「PLUS」ネットワークのATMで、暗証番号を入力することでキャッシング枠の範囲で現金を引き出すことができます。
海外旅行時など、どうしても少額の決裁やチップなどで現金が必要になりますので、必ず1枚は持っておきたいところです。
もちろん国内でもキャッシングは可能ですが、当然金利や手数料がかかるため、どうしても必要な場合を除いてはキャッシングは控えるべきでしょう。
Visa payWave
2007年ごろからサービスが全世界で開始されたVisa payWaveは、いわゆる非接触での決裁サービスです。
日本ではiDやQUICPayといった規格が先行し、またVisa Touchという別の企画が導入されていた関係からVisa payWaveの普及はまだまだこれからですが、国際ブランドの圧倒的なシェアを背景に今後は一定のシェアを得るものと思われます。
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2016年の住信SBIネット銀行がpayWaveに対応したカードの取扱開始を皮切りに、Visa payWaveが使えるカードや店舗が拡がっています。
まだ試験的な側面も見て取れますが、各種カードやモバイルの対応状況は下記の通り。
- デビットカード 北國Visaデビットカード、SMBCデビットカード
- クレジットカード OricoCard Visa payWave、ジャックスカードVisa payWave
- プリペイドカード 海外プリペイドカードGAICA
- モバイル 三井住友カード Visa payWave、JACCSモバイル決済サービス
2017年9月現在での対応店舗は下記の状況で、TSUTAYAといったメジャーな小売店の対応は大きな一歩でしょう。
- TSUTAYA
- メガネストアー
- KIX(関西国際空港)
- Airport Limousine
- Phiten
- Gorilla Market (ニセコスーパー)
- Hotel Villa Fontaine
特に海外ではカードのスキミングといった被害に合うことも珍しくはなく、カードを店側や店員に預けなくて済む非接触方式での決裁の普及は、利便性だけでなく安全面でも歓迎すべきことでしょう。
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参考:Visa payWave
VISA認証サービス
ネットでのVISAによる決裁では、「Verified by VISA」のマークが表示されたVISA認証サービスの利用が普及してきています。
オンラインショッピングのサイトではクレジットカード番号と氏名、有効期限等を入力しますが、セキュリティコードも含め、すべてカード券面に印字されている情報のため、本人以外がカードまたはカード情報を持っていれば、決裁に利用できてしまう危険性があります。
いわゆる「3D(スリーディー)セキュア」の一種で、クレジットカードによるネットショッピングの決済時に、パスワードによる認証を追加することで本人認証を行って安全性を高めるサービスです。
ちなみに、3Dとは「3 domains」のことで、3次元の意味ではなく、イシュアがカード会社を、アクワイアラが加盟店を認証し、相互運用ドメインが取り引きを仲介することを表しています。
決裁時にパスワードが正しく入力されない限り決済自体が行われないため、加盟店やクレジットカード会社・カード所有者本人は、カード番号などの盗用による不正使用被害から守られます。
まとめ:万人向けのブランドとして
Visaはそのシェアの圧倒的な高さやを背景に、はじめてクレジットカードを持つ人はもちろん、2枚目・3枚目としても有用なカードです。
特に海外での利用機会がある場合は、1枚は持っておいて損はありません。
決裁だけでなくキャッシング等、Visaでできることを理解して上手に活用しましょう。